2017.10.08 アイディア
人工ウイルス(治療用)
- がん化した細胞にだけ選択的に吸着・侵入する。
・標的とするがん細胞の表面に特異的に出現している分子(標的分子)を特定しておく。
・人工ウイルスの表面に、標的分子に吸着するたんぱく質構造を作成しておく。 - 侵入した細胞内でアポトーシスの開始シグナルを出す
・人工ウイルスのウイルス核酸に、感染した細胞のアポトーシスを促すコードを埋め込む。 - 増殖しない
・感染した細胞が自死するとウイルスも破壊されてしまう。
・人工ウイルスの製造は別の方法で行う。
作用機序
(0). 通常のウイルス
(省略)
(1). 人工ウイルスと正常細胞
(2). 人工ウイルスとがん細胞
技術課題
想定シナリオ | 課題 | |
1 | 以下の条件を満たすテンプレートウイルスをプログラムする。 ・任意のDNAを運搬できる。 ・任意の表面たんぱく質を持てる。 ・感染しても自己複製をさせない。 |
・元となるウイルスが必要 ・左記のような機能をどのようにプログラムすべきか不明 |
2 | がん細胞表面に特有の分子構造を特定する | ・そのような特定分子構造の存在が不明。 ・(存在するとして)特定方法が不明。 |
3 | がん細胞内で作動可能なアポトーシスを促すシグナルを特定する。 | ・そのような特定分子構造の存在が不明。 ・(存在するとして)特定方法が不明。 |
4 | ウイルスをプログラムする。 | ・ウイルスのプログラム方法が不明。 |
5 | ウイルスを製造する。 | ・ウイルスの製造方法が不明。 特に細胞に感染しても増殖しないようにプログラムしているため、増殖方法が不明。 |